地下のある家

地下１階地上２階建の壁式ＲＣ造の住宅です。施主は省エネルギーに関心が高く、当初から「次世代省エネ基準」を満たす高気密高断熱型の住宅とすることを考えました。 ただ他にも機能的・設備的な要望が多く、計画をまとめるまでには一年以上かかりました。

南北に高低差のある敷地を活かして南側道路の入口階を半地下（地階）とし、建物北側にはドライエリアの「竹の庭」を配置して通風と採光を確保しました。

住まいの中心である広間（ＬＤ）は１階にあって、道路からのレベル差があるために、道からの視線を気にすることなく、大きな開口部を設けることができました。 さらに北側の「竹の庭」にも大きく開くことで、開放的でのびのびとした広間空間となっています。